【不定期報告】客は誰だ?

 久しぶりの不定期報告でございます。
 前回書いたのが記録によると2024年の6月らしいのでおよそ一年ぶりの執筆となります(マジか)。

 タイトルに不定期報告とは書きましたが、前回記事からの活動の総まとめとかではなく「最近こんなこと考えていて、今後はこういう方向で活動していく予定です」みたいな感じの記事です。

自分の得意・不得意を見直してみる

 最近、3DCG系の創作活動をしていて「どうしたものかなあ」と考えているのはやりたいことが多すぎることです。
 一応(クオリティはさておき)当方が3D系で出来ることとしては、

・キャラモデル制作
・背景モデル制作(あとその背景モデルを動く背景化)
・小物類モデリング
・Unityシェーダー制作
・MMDモーション(VMDファイル)もたしなむ程度に
・技術系の解説記事(note記事)を執筆

 という具合に手広く出来はするけれど、代わりに一つ一つの練度としてはどうなのだろうと思うこともしばしば。

 逆に出来ないこと・不得意なことの一例を挙げていくと、
・映像作品制作
・VRChatワールド制作
 とかがあります。
 要するに一つ一つのオブジェクトやアセットは作れるけど、それらを組み合わせて魅力的な演出をするのが苦手です。

活動の主軸は3Dモデラーでサブ職業をアセット作家と定義する

 上記のように組み合わせ的な作業は苦手な一方で、とはいえBoothでは3DモデルやUnityシェーダーは御愛顧いただいています。
 なので、3Dモデリングを活動の主軸とし、それをアセット化して配布・販売するのが個人的にはしっくりくる活動形態な気がしています。

 そうなってくると、次に考えるべきは「誰に向けてアセットを提供していくか」というターゲッティング的な課題です。

 一応、現状で想定しているBoothショップの客層としては、
・VRChatユーザー
・Vtuber
・Vtuberプロダクションの運営
・VRMLiveViewerユーザー
・ゲーム含むアプリケーション開発者
・MMDer(?)

 という具合です。
 で、ここで位置づけが難しいと考えているのが末尾に(?)とつけているようにMMDer(MMDユーザー)となります。

 結論から言うとVRChatユーザー、Vtuberご本人含む関係者、アプリ開発者に関してはUnityベースでアセットをあつらえればよい一方で、MMDだけはファイル形式が別枠なところがあります。

MMD方面のアセット制作について改めて考える

 結論からいうと、背景・小物系の3Dモデルに関しては多少手間ではあるけれど配布・販売物にMMDモデル版もつけておいていいかもなあ、とか考えています。

 実は最近まで「MMDモデル版ってニーズあるの?」とも考えたりもしました。
 なので一旦Twitter(X)で以下のようなアンケートを取ってみました。

 ここで大事なのは「有料価格でも」という部分ですね。
 見も蓋もないことをいえばBoothプリメロ工房は商用目的のネットショップです。明らかに収益性の無いことにリソースを割きたいとは思いません。
 当方はBlenderアドオンを使って直接pmxファイル化しているので、PMXエディターの商用禁止については考慮しなくても良いのでそこら辺の問題の指摘はノーサンキュー。
 また、「MMDは基本無料で出来るから文化として栄えて云々」という指摘も承っておりません。作品を無料配布して下さった先達がいて、その影響で文化として根付いた歴史については最大限のリスペクトをしています。
 一方で嫌儲も過ぎればジャンルが廃れるのは火を見るよりも明らか。
 権利的にクリーンな形で商用利用できるアセットもあった方がMMD文化の存続という観点ではプラスに働くでしょう。

MMDとVtuber界隈

 MMDというキーワードに絡めて、今後どのように関わっていくべき考えているのがいわゆるVtuber界隈です。

 以前、とあるVtuberさんとお話させて頂く機会があったのですが、そのときに「話題を作るためには作品投稿が必要なんだが、作品制作に使う素材の調達にはいつも苦心している」(意訳)みたいな話を聞きました。
 確かにショート動画を一つ作るとしても、一から十まで自分で作るのは骨が折れる作業なので既存のアセット(背景・モーション)でまかなえるならそちらの方が合理的。
 特にショート動画ともなれば、何日・何週間・何か月も費やして珠玉の一作を磨き上げるというよりはカジュアルに楽しめるクオリティを手早く、というのが最適解ではあります。
 となれば、そこら辺の需要は商品開発という面から作品制作をする場合には取り入れるべき事柄だなあ、とか思っています。

 ただ、一方でVtuber活動というジャンルに立ってMMDについて考えてくると、ファイル形式が大きなハードルになってくるとも考えます。
 要するに自身の3Dモデルを持っているVtuberさんはそのファイル形式は大体vrm形式なので、それをMMD用のファイル形式のpmxにするのって手間だよね、という話です。
 一応、vrmをpmxにする方法もあるにはありますが、まあまあ手間というかある程度3D方面の知識や技術が必要ではあります。
 となると、Vtuber本人がそっち方面の勉強をするか、費用的なコストをかけて詳しい人にファイル形式の依頼をする必要があります。
 ファイル形式の変換を必要コストと考え、時間的・予算的リソースを割く人もいるにはいるでしょうが、そこまでするのは結構なガチ勢な気もしています。

 昨今ではVRMLiveViewerのようにvrm形式のモデルのままでMMD用モーション(vmdファイル)を適用させられるソフトウェアもあります。
 カジュアルに自身の3Dモデルを踊らせたい人はそういう方面のソフトを使い、一方で利用規約で「MMD以外での使用禁止」が明記されているモーションファイルを使いたい場合やRay-MMD等のエフェクトを使いリッチな仕上がりの作品を作りたい(MMDガチ勢に依頼したい)人はpmxファイル化の工程を経てMMDも併用していくのかもなあ、とか考える次第です。
 どちらが正しい・合理的というよりは単純なブランディングや棲み分けの問題…ですかねえ。

個人勢に注目する

 自分にとっての主な顧客って誰だろうとか考えてみて、いわゆる『個人勢』と呼ばれているVtuber、クリエイター、アプリ開発者といった方々なのかもなあ、とか考えています。そもそも、現在進行形で注目している人も個人勢に区分される人が多いです。
 元々、企業からの依頼はそこまで請け負っていない活動形態なのもありますし、昨今では某大箱のVが個人勢に転生みたいな話も結構あったりなのでその傾向を強めています。
 あと、単純に私も一人で黙々と作業する機会が多いクリエイターなので個人勢に分類されますし。

 今後の個人勢(特にVtuber含むストリーマーさん)の界隈がどうなるか考えてみて、「内輪の華を世界にプッシュする」という流れとかあるかも、とか考えています。
 つい数年前までライブ配信といえばYoutubeが主流でしたが、昨今ではTwitch等々のサイトが台頭してきたり、特にTwitchの個人配信者さんだとDiscord上に交流サーバーを作っていたりみたいは方々もおられます。
 とか考えると、ライブ配信という形態はストリーマーとリスナーがコメント欄を通じての双方向性のコミュニケーションが魅力だったものが、Discordサーバー等を通じてより一層の双方向性を増してきている感じがあります。

 では、双方向性のコミュニケーションがもう一歩進むとどんなことが起きるか考えてみると『内輪化』というのがキーワードになるかもしれません。
 要するに親密度や凝縮性が高い集まりが生まれる可能性です。
 しばらくは、親密さや内輪での盛り上がりが一つの流れになる一方で、「とはいえ、やっぱりこのストリーマーさんは魅力的だから世の中にプッシュしていきたいよね!」みたいな流れが最終的にありうるかもね、という、ふんわりとした未来予測。
 要するにみんなの推しをみんなで世界に押し出していく感じ?

 とはいえ、内輪で推しを押し出していくにも何らかの表現形態は必要です。そこでBoothで3D系のアセットを配布・販売している我が身としては何か需要をキャッチできたらなあ、とか考えています。
 まあ、たられば話にたられば話を重ねている妄想に近い未来予測ではありますが。

で、結局として今後は何やるの?

 さて、話が散らかってきたのでここら辺で軌道修正しましょう。
 これまで色々書いて来ましたが、自分の今後の活動方針を書いて締めとします。

 まず、活動の中核としてはこれまで通り背景・小物系の3DモデルをBoothで配布・販売していきます。同時に、新しい客層の開拓もしていきたいので背景モデルに関しては動く背景版も可能な限り作っていき3D背景モデルにそこまで興味がなかったVtuberさんもショップにリーチして頂けるような入口戦略をしていきたいです。

 一方で、本記事の最初の方に書いたように幾つかの要素を組み合わせて何かを演出するのは苦手なので、例えば映像作品やVRChatワールドを作ることは多分(何かの手違いで依頼を受けない限りは)やらないと思います。
 今後はアセット屋としての面を強く打ち出していきたいとか考えています(そっちの方が個人的に楽だし)

 あと、これは出来たら良いなくらいの感覚なんですが、BlenderでMMD用モーション(vmdファイル)を作る環境を作るには作ったのでちょっとしたモーションを作って、それをアセット化してみたいというのもあります。モーション制作は本業ではありませんが、とはいえ、新しいこともしていかないと先々活動が頭打ちになりそうな感もありますし、単純に興味があるから学んでみたいというのもあり。

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