【活動報告】Boothでの二次創作モデル頒布に関して

 この度、二次創作系のMMDモデルの頒布場所としてBoothに新しいページを作りました!
【URL】https://aries123.booth.pm/

プリメロ工房と分離させたページを作った理由

 元々Boothショップとして『プリメロ工房』というオリジナル作品の配布・販売場所は設けていました。しかし、そちらのショップはあくまで商用利用(営利目的)のショップです。しかたがって同人活動としての二次創作モデルの頒布場所には適さないと判断し新規にページを作成した次第です。
 pixivの仕様上Boothページは1アカウントにつき1つしか作成できないので新規にアカウントを取得することになりました。
 pixivの規約には『第11条アカウントの保有』にて

原則として、ユーザーは1人につき、同種のアカウントを1つずつ保有するものとします。但し、作品や名義による使い分けなど、本サービスでの活動に必要性がある場合においては、その他の利用規約に反しない範囲において複数アカウントの保有を認めるものとします。

【引用元(2024年6月22日閲覧)】https://policies.pixiv.net/index.html

 とあるので、その条項に従って2つ目のアカウントを作った次第です。

なぜVRChatアバター化だけはOKか

 現状、ゲーム・アニメ系の配布物に関しては、MMDでの使用以外でVRChatアバター化しての使用も許可する方針で頒布していく予定です(ただし例外としてVtuberがモチーフの場合は半分いわゆる生ものみたいなものなのでアバター化は禁止の方針)
 なぜ、そのような形態にするかというと、私事ではありますが自分も自作をVRChatアバターとして使ってみたいというのがあります。要するに、張本人はアバターにしているのに他の人に禁じるのは何だかなあ、という話です。それが二次創作物ならなおさらのこと。

 では、なぜアバター化したものを頒布しないのかというと、アバターに関してはSDK等のバージョン対応だったりが手間なので有料化したくない(趣味での活動にそこまで責任を持ちたくない)というのがあります。
 かといってアバターを無料配布するとオリジナルアバター相場に悪影響になりかねません。したがって改変の許可のみを出すに留めることにしました。

 また、VRChat以外のVRSNSでは許可を出していない理由については、私自身、使ったことがあるVRSNSがVRChatだけなので他の場所についてはよく分からないからです。
 つまり、どんな層の人たちがどんなシステムのもとにサービスを使っているのか分かりません。
 分からないものについては許可を出しようもないので全面禁止としました。
 今後何か別のVRSNSと御縁があったら変化するかもしれませんが、それについてはあくまで現状ではもしもの話程度に思っておいてください。

頒布場所としてBoothを選んだ理由

 頒布場所としてBoothを選んだ理由としては、MMD作品に対して嫌儲原理主義的な考えが強くなりすぎるとかえって界隈を先細りさせると考えたからです。
 とはいえ、別に「これからはガンガンMMDで稼ごうぜ!」と言いたいわけではありません。

 現状でBoothにアップロードしているアークナイツキャラのMMDモデルには応援用の課金枠をつけているので電気代など光熱費の回収が出来ればありがたいとは考えています。
 しかし、完全な有料作品でない点からもお分かり頂けるかと思いますがそもそも「MMDモデルで濡れ手に粟の大儲け!」みたいな将来設計はありません。
 どちらかというと『趣味・同人活動レベルの活動ならば利益が発生した場合についてモデル制作者は法的訴えを起さない』というメッセージのためにつけています。

 MMDにおける商用利用云々については色々な切り口から語れますが、特に不可抗力的に利益が発生する場合について対応が必要だと考えます。
 例えば、X(旧Twitter)の認証済みユーザーが商用利用禁止されているMMDモデル作品を使った静画・動画でバズって収益が発生した場合にそれは商用利用にあたるかなどがそれにあたるでしょう。投稿した本人はあくまで趣味・同人活動の範疇で作品を発表したのに不可抗力的に発生した収益でモデルの利用規約違反の謂れを受けるのも理不尽というもの。

 あるいは(あくまで噂程度に聞いた話ではありますが)Youtubeで投稿者本人は商用禁止のモデルを使った動画で収益化をオフにしていたけれど、Youtube側が勝手に広告をつけたせいで「この利用者は収益化している!」というイチャモンをつけられたみたいな話もあるとか無いとか。

 二次創作物がモチーフであるなら営利目的での利用は御法度です。しかし、収益の発生を完全に排除するのは逆に現在のネット・SNSの環境ではかえって困難です。居住まいを正し規約を遵守しようとすればするほど作品を発表しづらくなるというのもそれはそれでMMD界隈にとって良くありません。

 もちろん、他の方々が制作したモデルやモーション等の作品に『営利目的での利用禁止』の文言があった場合、その作品の制作者様にとっての『営利目的』が何なのかについて十分に配慮する必要があります。

 一方でアークナイツ等のYostar社の作品の二次創作ガイドラインには往々にして何を以て『営利目的』とするかが明文化されています。
 以下にアークナイツ二次創作ガイドラインから引用。

★非営利/営利目的とみなす判断基準★
個人または法人格のない団体は、非営利目的かつ日本国内での発表・流通の場合に限り、自由に二次創作物を制作していただいて問題ありません。
また、趣味の範囲で利用し、原材料費やツール類など制作にかかった費用程度の対価・利益を得る場合においても非営利目的の範囲内とします。

【引用元(2024年6月22日閲覧)】https://www.arknights.jp/news/117

 したがって、アークナイツのキャラの二次創作モデルを私が制作した場合に関しては上記の非営利/営利目的の定義に従うものとします。

 とはいえ、アークナイツ含むYostar社以外のキャラモデルを制作・頒布する場合は上記の定義とは事情は変わってくるかとは思います。その場合については都度、モデルに添付している利用規約を御確認いただければ幸いです。

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